2023/06/21
債務整理とは、早い話が借金を減額することや借金そのものをなくす方法で、任意整理・個人再生・自己破産という3つの方法があります。また、過去に支払った借金に対して払い過ぎた金利を返還請求できる、過払金返還請求も債務整理の一種で、過払金返還請求に関してのみ、概念上の違いを持ちます。過払金返還請求に関して、返済が終了していれば払い過ぎた金利を適正金利に換算し、払い戻されるもので、返済が終了している時点で完済しており、逆に金融業者に貸しがある状態です。しかし、請求する時点で残債がある場合、減額されたとしても残金が残り、基本的に残金の支払いは法定金利に則り支払う義務があります。
その際にもっともとられる方法として任意整理がり、司法書士や弁護士に依頼し、そこから金融業者に任意整理の書類を送れば、その時点で督促がストップします。任意整理により重い金利から解放されるでしょう。個人再生も借り入れを大幅に圧縮することが可能で、圧縮された借金を3年間の分割返済で払いきれば、残りの債務が免除されます。ここまでの方法は減額ですが、自己破産に関してのみ、全額免除となります。
自己破産申し立て後に貸金業者にファックス等で連絡が行くと、法的に取り立てが規制されます。裁判所で支払いが困難と判断されれば申請ができます。ただ、債務整理にはそれぞれ、リスクもあり、とくに信用という意味で大きく損なわれ、その後の生活にも支障が出ることがありますので、法律家によく相談し、その後の生活等も考えて取り組むことが良いでしょう。